高畑勲展を観てきました。多くの原画、絵コンテ、手書きノートが見られて良かったな
東京国立近代美術館(MOMAT)で開催中の「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの」を観てきました。2018年に82歳でこの世を去った高畑勲さんがアニメでしてきた仕事を年代順に展示していて、子供の頃からアニメ大好きな私にとって感慨深いものがありました。
フランスの「やぶにらみの暴君」に感動し、何回も観たというエピソードに始まり、東映動画 初のテレビアニメ「狼少年ケン」や高畑勲さん初の演出作品「太陽の王子ホルス」などと展示は続きます。そうこれは、私が今、毎日楽しみにしている朝ドラ「なつぞら 」の展開そのままです。
高畑勲さんと言えば、なつの旦那、一久さんのモデルでもあるので当然といえば当然なんですが。
特に「太陽の王子ホルス」の多くの原画や草稿やメモがそのまま生で観られたのは、とても良かったです。苦労して練りに練って作られたことがよくわかりました。そして原画も素晴らしかった。これがやっぱり日本アニメの隆盛の原点のひとつですね。もう一度作品を観たいです。
そして「アルプスの少女ハイジ」の原画の展示も良かったです。オープニングのハイジとペーターが二人で仲良く手を繋いで回りながら踊るシーンの原画が特に印象深かったです。そういえば「なつぞら 」でも宮崎駿さんがモデルという神地くんと茜ちゃんが回って踊ってましたね。
これはハイジの家を再現した展示
他にも多くの作品の展示が続き最後は遺作になった「竹取物語」の展示。高畑さんが原画の線を活かしたいという想いが伝わりました。セル画と彩色のためにキッチリした輪郭が求められる通常のアニメの枠を打破したかったのでしょうね。
このように多くの原画や草稿が展示されている内容は圧倒的で鑑賞すると結構疲れました。疲れといっても満足感のあるいい疲労ですね。鑑賞の後、コーヒー飲みながらゆっくり休憩しました。
昨日のランチはお寿司。休日なのでビールも。。。。
ではでは。