映画「JOKER 」を観てきました。70年-80年頃のNYとタクシードライバーを思い出しました
話題の映画「JOKER 」を観てきました。バットマンシリーズは他のアメリカンコミックより暗いストーリーとかが結構好きです。そのバットマンの代表的な悪役JOKERの誕生秘話をオリジナルストーリーで描いたとのことで、それ以上の前情報はなしで観ました。正直大絶賛というわけではないですが面白かったです。
貧困で精神的にも病んでいるコメディアンの男が、周りにいじめられたり蔑まれながら、狂気の悪者へ変貌していきます。JOKERを演じるホアキン・フェニックスの演技は凄かったです。笑い、苦悩の表現、踊りやポーズや細身の肉体など全編、彼の真に狂気的な演技で満ち溢れていました。
またカット割り、アングル、照明など撮影、映像も良かったです。
貧困、差別から妬み、恨み、そして殺人に至る流れは、ちょっと凡庸ではあるのですが、演技と映像がカバーしていると思いました。
この映画は現実と主人公の妄想と思われるシーンがあるのですが、それがどっちでどういう意味があるのかを、自分なりにでも解釈するのがポイントかなと思いました。
舞台はもちろんバットマンのゴッサムシティですが、そのモデルは70年代から80年代前半のニューヨークだと思います。落書きだらけで治安の悪い地下鉄、暗くて薄汚れた街並みにイエローキャブ。観ていて映画「タクシードライバー」を思い出しました。同じ時代のニューヨークに暮らす、孤独で貧乏なタクシー運転手が狂気の道に進むロバート・デ・ニーロ主演、マーティン・スコセッシ監督の1976年の名作です。奇しくもこの「JOKER」にもロバート・デ・ニーロが重要な役どころを演じてます。監督も意識しての配役でしょうか? 気になるところです。
おまけ。もうすぐターミネーターも公開ですね。
今日もオフィスランチ。サンドイッチも飽きたのでおにぎりにしました。秋刀魚の照り焼きに鮭の炊き込みご飯と秋の味覚を選択。
ではでは。