気まま男、あいしろう の 思いつくまま、ランチタイムなんかに 

思いつくまま、気ままに食べることが好きなので食べながら綴っていきたいと思います。

ゲーム・オブ・スローンズ 見終わったあ。長いお話の後に思ったこと。

アメリカの人気テレビドラマの「ゲーム・オブ・スローンズ 」の全編をやっと観終わりました。いやー長かった。全8シーズン 話数でいうと全73話でした。

 

壮大なファンタジーということを聞いて観出しましたが、登場人物とその家系や国の多さ、地域の関係が最初はよくわかりませんでした。それでも見続けていると段々理解できてきて、この後どうなるのだろうと感心が膨らみ、次を観ずにはいられなくなって罠にはまったように最後まで観てしまいました。伏線が随所にあるので、途中で観返したりもしました。

 

観ていていいな、凄いなと感心したのは、先に書いたようにその世界や登場人物の関係性などの複雑な設定と、のめりこますようなストーリー展開ですね。俳優陣もそれぞれの登場人物の設定ごとの個性を出していて、それぞれに惹かれるものがありました。また撮影やCGもすごくて、画面それぞれが美しかったり壮大だったり見応えがありました。

 

ただこれはファンタジーではないと思います。少なくとも私の観点では違います。これは欧州の古典的王国文化をベースにした創作戦記物語だと思います。ドラゴンや北のホワイト・ウォーカーなど空想的産物が織り込まれてはいますが、それはエッセンスであって中心は人間の群像劇です。私の観点でのファンタジーは、「空想を膨らませて通常ではありえないことをベースに独自の世界感や物語を紡ぎ出した作品」なので、「事実や人間の実像をベースにした作品」であるこの物語は、それには当てはまらないということです。まあ、あくまで私的感想ですが。

 

この物語は、人間の権力欲、性欲と家系を重視する価値観に裏打ちされた各人の振舞いをベースにしたものだと思います。これらの価値観をベースに、自分の意にそぐわない他人を容易に殺してしまいます。そんな人間の醜さを露骨に見せられるお話は、続きを観たいと思わされたとはいえ、観ていた印象はあまりよくなかったです。まあそれが人間であり戦争だと言われればそれまでではありますが、気持ちのよいものではなかったです。最後はその中でも心の綺麗な人が報われる終わり方で、どうにか良心的に締めてはいます。

 

そんなちょっと後味の良くない物語ではありましたが、長い間のめり込ませてくれたことには感謝してます。

 

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ランチではなく夕食ですが餃子を食べました。浜松風にモヤシを真ん中に置いて。

 

ではでは。