奈良 興福寺の南円堂、北円堂の同時公開。並ぶの嫌いなに2時間並んだ。。。
時間が前後しますが11月初旬の連休に行った関西旅行の最終日は奈良まで脚を伸ばしました。今回私にとっての大本命、興福寺の北円堂、南円堂の同時公開を観るためです。
なにそれ?と思われる方もいると思います。私は仏像が好きなのですが、その中でも運慶の仏像に憧れています。
興福寺は歴史あるお寺で、阿修羅像を初め多くの仏像を保持しています。その中でも北円堂、南円堂には運慶と慶派の仏像が安置されているのですが通常は非公開です。しかし今秋、同時公開されているのです。それぞれのお堂が公開されることはあるのですが両方が同時公開するのは稀で6年振りだそうです。
私は北円堂の公開を観たことはあるのですが南円堂の中は初めて観ました。その南円堂には運慶の父、 康慶が彫った像があります。中央の観音菩薩像は見事でした。周りの四天王像も素晴らしいです。
北円堂は運慶の作が並んでいます。中央の弥勒如来像も素晴らしいですが、私としては、後方にある「無著菩薩立像・世親菩薩立像」が運慶の中で最高、いや世界でも一番の彫像の一つだと思っています。実在した僧侶がモデルですが、目つき、表情、体の姿勢など、まるで生きているような存在感のある木像です。運慶展で上野に来たこともありますね。
今回南円堂、北円堂を同時に見て両者の像の良さと違いを比較できたのは嬉しい体験した。
内部と仏像の鑑賞はそれ程混んでなくじっくり観られて良かったのですが御朱印を頂くのに時間がかかりました。ちょっと並んでいて頂くかちょっと迷ったのですがせっかくだからと列についたら何と2時間近くかかってしまいました。途中で諦めても良かったのですが並ぶとちょっと意地になってしまいますね。南円堂の御朱印には通常の以外に歌(御詠歌)のもあり、それを達筆な直筆で頂けたのは良かったです。待った甲斐がありました。
奈良も好きで何回か訪れてますがまだ来たいですね。
奈良名物の柿の葉寿司。家に帰って美味しくいただきました。
ではでは。