三国志展を観てきた。史実を見て心は物語を追う
上野の国立博物館で開催されている「三国志展」を観てきました。9月16日(月)までと残り少ない最後の週末でしたが夜に行ったのでそれ程混んでなく、マイペースで観れてよかったです。
私の三国志の初体験はNHKの人形劇。劉備、関羽、張飛の三人の義兄弟と曹操、孫権との攻防を中心としたストーリーが面白くてのめり込みました。多くのエピソードも印象的で、諸葛亮孔明の聡明さには、今でも憧れています。
今、皆が楽しんでいる三国志は脚色されほとんど作り話的な内容だと思います。それに対し、今回の展覧会は、遺品等の史実で補完しようとしていました。本来は、史実から生まれたフィクションですが、独り立ちしているフィクションを史実から観るということですね。
当時の武器、印章、鏡、像などが展示されていました。 青銅の武器から鉄器への変遷、魏、呉、蜀の三国、それぞれの文化の違いが俑(よう、人形のような像)に出ていたり、興味深かったです。
また曹操の墓がその雰囲気を模して大きく展示され、その墓が発見されているのを知らなかったので驚きながら鑑賞しました。
それぞれの彫り物などに、細かく龍や動物、人などが表現されてるのも面白かったです。
一緒に行ったカミさんはちっちゃい印章や装飾品の動物とかがお気に入りでした。
途中、人形劇の川本喜八郎さんの人形や横山光輝さんの漫画の原画の展示もあったのも嬉しい演出でした。
憧れの孔明様。
こうやって史実の物品等を観ながら心はフィクションの世界観に浸っている自分がいました。
また人形劇観たいな。
帰りは居酒屋 に寄って夕食。そこで食べた蓮根のはさみ揚げ。海老しんじょが挟んであって美味しかったです。
ではでは。