気まま男、あいしろう の 思いつくまま、ランチタイムなんかに 

思いつくまま、気ままに食べることが好きなので食べながら綴っていきたいと思います。

10年前 私は日本に戸惑い、そして新たな発見をして楽しんでいた。今も日本文化は素晴らしいと思う。

今週のお題「10年」

 私は、2003年までヨーロッパに赴任していた。向こうでの生活は、たった4年間で苦労もあったが面白くて楽しい生活だった。

 そして帰任し、日本、東京での生活と仕事に戻った。そして日本では当たり前のことを、改めて実感しながら戸惑った。

戸惑ったことを思い出すと

・満員電車

  向こうでは車通勤だったし、満員電車というのはなかった。

・一皿の少ない食事

  日本のレストランの量は少ない。向こうが多すぎるのだろうけど。フレンチでも一皿の量が多い。

・仕事が綿密なのはいいのだけど、細か過ぎること。そして多いレイヤーと会議

  向こうでは部署 10数人のOfficeだったので承認なんてすぐ取れた。

  それも内容は大雑把で。自分の責任でやる、その結果は自分で持つ感じ。

 

 そうだよな、こうだったんだよなあと思い直しながらしばらく生活していた。そんな生活を送りながら、旅行が好きなので、気晴らしに旅行をした。前はよく海外旅行に行ったが、帰任してからはよく国内旅行に行った。

 そして再発見したのが京都。京都に行くともちろん寺や神社があって、日本の文化そのものなんだけど、街の規模感、歩いて感じる街並み、空気感がなんかヨーロッパぽかった。それを感じて以来、京都にはよく行くようになった。そして足を延ばして奈良とかにも行くようになった。

 居心地のよい京都、奈良を訪れているうちに寺や神社、そこで食べる食事、お酒、そして仏像とかも好きになった。 

 そんな風に日本の文化を再認識し出したのがちょうど10年前位だ。

 今でも京都、奈良にはよく行く。東京の喧騒を離れて訪れるにはいい街だと思う。

 私は今、国家とか国境なんてどんどん不要になってるように感じてるのだが、文化は別だと思っている。文化というのは人々の営みの延長で各地や住んでる人々固有のものがあり、それらは尊重されるべきものだ。それは国家という枠組みではなく文化として。

 そして日本の育んできた文化は素晴らしい。京都、奈良だけでなく各地にそれぞれ素晴らしいものがある。東京にだっていいものがある。今では東京人として普通に難なく暮らしていて、それを実感する。

 でもやっぱり旅行は気分転換にはいいもんだ。

 さて今年は旅行はいつ行こうかな?

 

 ではでは。